コラボレーション
相反の衝突から咲き開く幻想的な花々
ジャガー・ルクルトの「Made of Makers」プログラムが展開する新しい芸術的コラボレーションにおいて、デジタルフラワー彫刻家、ブレンディ・ワイディンガーはジュウ渓谷の美しい自然からインスピレーションを授かり、デジタル技術を駆使して特別なフラワーコレクションを制作しました。このコレクションで彼女は、生花3種の要素をそれぞれ組み合わせ、ゴールドに浸して氷結した幻想的なバーチャルフラワーを咲かせました。


作品
ジュウ渓谷の自然から授かったインスピレーション
この3作の仮想作品は、季節の移ろいのなかでジュウ渓谷に咲き誇る様々な花へ捧げる謳歌を、ケシ、蘭、キケルビタ・アルピナの3種の花で表現するものです。 この作品を制作する中で、ブレンディ・ワイディンガーは自然の有機的な柔らかさとジャガー・ルクルトのタイムピースを構成する貴金属の凛とした堅固さ、デジタルと物理、暫時と永遠など、相反する対照的な概念を意図的に交錯させ、緊張感と感興との間に生じる朧げな感情を重ね、それぞれの作品が訴えかける情緒的なインパクトを際立たせました。
自然が生み出すエレガンス
ジャガー・ルクルトはワイディンガーの作品をメゾンの歴史と結びつけ、レベルソの誕生年に捧げるオマージュとして、それぞれの花に正式な名称を与えました。こうして、ケシ、プルサチラ・アピイフォリア、ウメバチソウを組み合わせた『1931 Golden Poppy』 - フロス・モンティス・フルイット(渓谷に咲き誇る野花)、クチベニズイセン、 ガレオプシス・ラダナム、オフリス・フシフローラ(蘭)を組み合わせた『1931 Golden Orchid』 - ジェマ・ヴァリス(渓谷の宝石)、ヌマハッカ、セイヨウマツムシソウ、キケルビタ・アルピナを組み合わせた『1931 Golden Thistle』 - ラプソディア・ペタロールム・アルピノルム(高山花の花びらが舞うラプソディ)が華開きました。



各作品を細部までより深く観察すると、すべての要素の誕生源が自然の花であることに気づかれると思いますが、それぞれのディティールを交錯させ、重ね合わせることで作品の幻想的な表情を際立てました。
プロフィール
ブレンディ・ワイディンガー:創造性の限界を再定義
ブレンディ・ワイディンガー(Brendi Wedinger)は、カリフォルニア州ロサンゼルスを拠点とする学際的なアーティスト兼デザイナーです。彼女は3Dデジタルアート、彫刻、花などを媒体とした作品を制作しています。現実と架空世界の中間点の抽象化と捉えられる彼女の作品は、その触覚的で感情的な性質を通じて、あらゆる感覚を刺激します。彼女の鮮やかで豊かな想像力が創り出す自然の再融合は幻想的な視覚現実の世界で芽吹き、新たな発見の旅へと誘います。
ブレンディ・ワイディンガーの作品は、Viewpoint、Dezeen、Surface、Designboom、Notionを筆頭に、雑誌などの多数の印刷物およびオンライン出版物に紹介されています。

プログラムの概要
創造的表現の再発見
時計製造以外の多岐にわたる分野で活躍するアーティストや卓越した職人たちと一連のコラボレーションを繰り広げる「Made Of Makers」は、同じ価値観と創造性のビジョンを分かち合う表現者のコミュニティを構築し、新しい交流を展開しています。
内に秘めるその創造性をそれぞれの技術を駆使して体現する表現者たちに深い賛辞を送るこのプログラムは、メゾンの価値観を共有し、新しい表現の形を探求する創造的な魂に焦点を当てています。