高級時計製造の極み
革新的な三軸ヘリオトゥールビヨン:ヘリオトゥールビヨン
創意の限界を押し広げる革新的な精神により生まれたマニュファクチュールの新たな作品、デュオメトル・ヘリオトゥールビヨン・パーペチュアルは、「こま」と同様の法則に従い3つの軸を中心に回転して作動する新しいトゥールビヨン構造が搭載されています。
コンセプト
精度を極めた革新的な構造
ジャガー・ルクルトがデュオメトルを世に生み出す前は、腕時計のムーブメントに複雑機構を追加することは正確な時間を計測することと相容れないものであるように思われていました。それは、複雑機構は作動に大きな動力を要し、そのためメカニズムの安定した作動が妨げられ、計時精度の低下を招くことが要因となるためでした。

独創的なデュオメトルコンセプト
キャリバー
キャリバー388:精度の真髄
ジャガー・ルクルトは、完璧な規則性を持ったキャリバーの「鼓動」を実現するために技術の研鑽を積み重ね、新たな開発によりその名評を確立してきました。クロノメーター規格が保証するムーブメントの精度を高めるよう4Hzの振動数で振動するキャリバー388は、正確無比な計時性能を保証します。
ムーブメント

複数軸で舞う新たな回転劇
デュオメトル・ヘリオトゥールビヨン・パーペチュアルは、新開発の三軸トゥールビヨン構造を備えています。地球の重力による影響を相殺する独特の運動学的効果を生み出すこの新構造、ヘリオトゥールビヨンは、摩擦を最小限に抑えるためにセラミック製のボールベアリングで支えられ、重量わずか0.7グラム未満、163個の部品で構成されています。

「こま」に倣う慣性の法則
円筒形のひげゼンマイが取り付けられたこのヘリオトゥールビヨンは、3つのチタン製ケージで構成されています。1番目のケージはテンプに対して90度の角度で設置され、2番目のケージは1番目のケージに対して90度の角度で設置されています。これら2つのケージは40度傾いた軸によって抑制され、30秒で1回転します。そして3番目のケージは2番目のケージに対して垂直に設置され、60秒で1回転します。

高い視認性を誇るグランドデイト表示
キャリバー388は、伝統的な手法ではありながら永久カレンダー表示に搭載されているモデルは数少ないグランドデイト表示が配され、優れた視認性を確保するよう3時位置に設けられています。年表示に閏年の下一桁をレッドカラーで強調表示するジャガー・ルクルトの特許取得済み特別機構に加え、ムーンフェーズ表示は122年間たゆむことなく、精巧にその神秘的な月相を映し出します。
デザイン
懐中時計から授かったインスピレーション
この革新的な機構を包み込むケースは、19世紀にメゾンが生み出したサヴォネット懐中時計を現代的なスタイルで解釈したものです。ボックス型サファイアクリスタルガラス、優雅に弧を描くベゼル、ねじ込み式のラグを組み合せ、34個の独立した部品により構成されるケースを備えたこのモデルは、様々な仕上げ装飾技巧が光を受けるたびにそれぞれ魅惑的な輝きを放ちます。


独特の回転により唯一無二の舞踏を繰り広げる革新的な三軸ヘリオトゥールビヨンは、圧倒的な計時精度と極上の審美性が演じる見事な協奏です。
洗練さ溢れるダイヤル
2つの香箱と輪列から成るデュオメトルコンセプトの基本的なメカニズムは、ダイヤル上のサブダイヤルが描く三角形の配置が形象しています。ゴールドに煌めくブリッジで区切られたダイヤルの両側は、魅惑的な光の遊びを生み出します。左側はオープンワーク仕上げにより解き明かされるヘリオトゥールビヨンの魅惑的な舞踏を、右側にはオパーリン、ブラッシュ、アジュレの仕上げ装飾を余すことなく組み合わせ、洗練された趣きを醸し出しています。

時計製造伝統技術の妙技
サファイアクリスタル・ケースバックに秘められたムーブメントは、細部に至るまで精巧な装飾で仕上げられています。ブラッシュ仕上げが施された表面と、繊細な煌めきを生み出すペルラージュ仕上げが美しいコントラストを織りなし、端部分には手作業により面取りとポリッシュ仕上げが綿密に施されています。ブリッジ全面には光を捉え美しい煌めきを放つコート・ド・ジュネーブ装飾とサンレイ仕上げが高級時計製造の伝統的な装飾仕上げに倣って緻密に施されています。

