ステンレススチール素材を使用した時計は、グランド・メゾンのほぼ全てのコレクションの中でも、重要な位置を占めています。主に鉄とカーボンの合金であるステンレススチールは、その配合割合により、0.02%以下の場合は鉄となり、2.1%以上の場合、鋳鉄と分類されます。かつては高級時計製造の世界でも様々な名称を持ち、一般的に採用されていましたが、ある特定のステンレススチールはその性質から高貴なメタルとして賞賛されるようになりました。実際、ステンレススチール素材を使用した腕時計は、非磁性で劣化耐性も非常に高い一本となります。また生体適合性も備え、機械強度も向上します。ステンレススチールにも様々な種類があり、非合金から低合金、あるいは合金元素を多く含むステンレススチールも存在します。ジャガー・ルクルトではコレクション、特にレベルソとマスターのケースとブレスレットに高品質のステンレス、つまり高度に合金化されたステンレススチールを採用しています。